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2011/07/15

今を生きよう。そしてしっかり子育てしよう。




3月の震災後、原発の避難区域に住居があったため、


避難生活を送っている義母と久しぶりに長電話をしました。


もうすぐ、今、避難している旅館から、借り上げアパートに引っ越すことが決まっています。


生活に必要な冷蔵庫や洗濯機、電子レンジ、エアコンなどの家電製品、


おたま、おちゃわん、お箸なども日本赤十字や県から支給されるそうで、


「何か必要なものは?」


と聞いても、


「爪切りやはさみなどこまごました必要なものはたくさんあるけれど、


避難している間に求めてしまったし、住み始めたらまた、


必要なものが出てくるかもしれないけれど、今はまだわからない」


ということだったので、


とりあえずは食べるものを送りますということになったのですが、


いろいろと話をしているうちに、


「前の家に戻れるんでしょうかね?」


というと、


「50年は難しいのではないかと思う」


と義母が言い、話はいつの間にか、


死んだ後のお骨の話に・・・。


義両親は、原発の避難地域に当たるエリアにお墓を購入し、


すでに墓石まで立てていたのですが、


そこに遺骨を納骨することはきっと難しいだろうから、


遺灰を海にでもまいてもらえれば…


というような話を役所の手続きなどのことも含めて


とても現実的に話し出し、


私は話の展開についていけず、どうして、原発の話から、


散骨の話になってしまったのだろう???


と思い、


死んだと骨になってからのことを心配している


ことに正直驚きました。


そして、これから住むアパートの家賃は2年間は県から支払われるようですが、


「その後は放り出される」


と何度も言っていて、私は原発の避難区域の人たちに対しては、東電か国が税金を使ってでも


補償するだろうと考えていたので、それを言うと、


「何十万という人が避難していて世帯数も相当な数に上るから、


その人たちのすんでいた家や土地を補償するなんて無理ではないか」


と言い、少なくとも義両親はそういう気持ちでいるのだなと感じました。


心配性で、いつも先々のことを考え、何事も用意周到に準備しておくことを好む義母にとっては、


先が見えないことは、それは人一倍辛いことだろうと考えたら、胸が痛くなりました。


私も心配性で取り越し苦労しがちなので、義母の将来への不安はすごくわかるのですが、


私の取り越し苦労はたいていそうならなくて、


「案ずるより産むが安し」


ってことがほとんどなので、義母の心配も絶対そうならないと信じているし、


そうであって欲しいと思っていますが、それを言ったところで、義母には単なる慰めにしか


聞こえないだろうし、今回の震災と避難生活で負った心の傷やストレスは


私が思っている以上に深いのだと感じました。


義父母は共働きだったので、年金も二人分あり、真面目で投資や投機に手を出すタイプでもなく、


借金もなく、あのまま以前の家に暮らし続けることができていたら、病気などの療養費といった


出費はあっても、経済面で大きな不安を抱えるようなことにはならないと思っていたと思うし、


取り立てて出費があるとしたら、お墓代ということで、余力のあるうちに墓地を買って立てていたのでしょうが、


それも、震災(原発)で、入れるかもわからない状況になり、そのことも憂いている。


もし、前の家や地域にもう住めなくなったとして、家や土地の補償はあっても、


墓地まではどうか・・・


電話を切ってから、いろいろと考えてしまいました。


そして、今をしっかり生きよう。そして、息子をどんな状況でも前を向いて生きていける骨太な人間に


育てようと思いました。


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コメント

非公開コメント

1. 無題

ほんとうに、ほんとうに、大変な世の中になってしまいました。
私も枠でくくると被災地に住む被災者なわけなんですが、
原発で避難を余儀なくされた方達、津波で全てを失った方達を思うと、
何が被災者か、と。
軽く罪悪感すら覚えます。

50年も戻れないなんて…。それは本当なんでしょうか?
地震、大津波による自然の脅威なる災害は、
ある程度諦めがつきます。仕方がない事、と。
自然現象に勝てるはずもありませんから。
恨みつらみもないし、もう来ないことを願うだけで…。

ただね、原発は違うよね。
安全に対する備えやら何やら、今までの蓄積された怠慢が、
送るべくして起こった人災だと私は思ってます。
福島の方達を思うと、ほんと、慰めの言葉も思いつきません。
何と声を掛けていいのかも…。

義父母さん達の受けた心の傷やらは相当なものでしょう。
誰かに聞いてもらう事が、心の傷をいやすことになるそうです。
きっとエルママさんに話し聞いてもらってるのも、
癒しになってると思いますよ!

少しでも、「明るい光」を見出してほしいですね。(*^_^*)

2. Re:無題

>ユトさん
こんにちは^^
お返事遅くなってごめんさない。
温かいメッセージありがとうございます!!!

>50年も戻れないなんて…。それは本当なんでしょうか?
いやいやそれは義母の個人的な考えで精神的にも落ち込んでいて悲観的になっている部分もあるので、そうではないことを祈っています。

本当そうなんですよね。
自然災害の震災ならこれまでもいろいろな場所であって、その都度、被災された方が力強く生きて、復興を遂げてきたわけで、その被災者だったらもちろん辛く大変で悲観的な気持ちはあると思いますが、どこかで、吹っ切れたり、諦めたり、気持ちを切り替えられるのかもしれないと思います。

でも、今回の原発の事故は自然災害から派生しているといっても人災という思いやその犠牲になったという悲しさや悔しさ、今まで築き上げてきたものを失ってしまったという喪失感、将来への不安などが重なり合っていっそう傷が深いものになっているようで・・・。
私は嫁で福島が故郷ではないけれどあのあたりに遊びに行ったり、主人の実家に泊まったり、みんなで食事をしたりすることができないかもしれないと思うととても切ない気持ちになりますから、それが自分の家や故郷だったら相当ですよね。
それを思うと何も出来ない無力感や後ろめたさを感じます。
>誰かに聞いてもらう事が、心の傷をいやすことになるそうです。
不安に対して「大丈夫ですよ」「なんとかなる」って言ったところで伝わるような感じではなかったから、その不安を吐き出してもらうのがいいのかもしれないですね。

私ももやもやとした思いをこのブログに吐き出してしまいましたが、ユトさんからコメントいただいて、すごく助けられました。ありがとうございます!!!
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